AIによって仕事の未来は変わります!いま人間が行っている一部の仕事はAIが担うようになります。
AIの発展によって人間の仕事がなくなるという話を聞いたことがある人もいますよね。
私も就職先を考えるときに将来失業するのが不安でAIに奪われない仕事について調べたことがあります。
今後ますますAIが発展すると私たち人間の仕事はどうなっていくのでしょうか。
本記事では、最近AIにハマっている私がAI発展によりなくなる仕事、残る仕事を紹介します。
また、AIが働くことにより新たに生まれる仕事についても紹介します。
これからやってくるAI時代にどう備えたらいいか知ることができますよ!
AIで仕事の未来は変わる!49%の仕事はなくなる!?
単刀直入にいいます。AIで仕事の未来は変わります!一部の仕事はAIに代替されてなくなります。
そういわれると「じゃあどんな仕事がなくなるの?」「自分の職業は大丈夫?失業しないよね?」と思う方もいるのではないでしょうか。
未来のことは誰にもわからないのではっきりとした答えを提示することはできません。
しかし、とある研究では、日本の労働人口の約49%が人工知能やロボット等で代替可能だという研究結果も出ているそうです。
なんと約半分の仕事が、近い将来AIによって代替可能だと示されているのは驚きですよね!
家族を養わないといけないし、失業してしまったらどうやって生活していけばいいの?
多くの仕事がAIによってなくなると聞いて心配になる人もいますね。
でも大丈夫です!仕事はなくなるばかりではありません。
AIが働くことによって新しい仕事も生まれます!
この記事で詳しく説明していますのでぜひ最後まで読んでみてください♪
AIに仕事を奪われる理由はデータ処理の速さ!
AI(人工知能)とは。特徴や強みも紹介
そもそもAIとはいったい何なのでしょうか。
AI(人工知能)とは一般的に、人間のように考えたり、学んだり、判断したりすることができる技術のこと。
たとえば、スマートフォンに搭載されている音声アシスタント(SiriやGoogle Assistantなど)が話したことに答えてくれたり、情報を検索したりするのもAIの一種です。
AIの大きな特徴は、データ処理のスピードと正確性にあります。
これにより、たとえば今までセールスマンが何時間もかけて行っていた営業予測や顧客分析などが一瞬でできるようになりました。
さらにAIは人間と違って24時間フル稼働しても疲れることはありません。
労働時間の上限が決められているわけでもないし、睡眠をとる必要もありません。
疲れてミスが起きやすくなるということもないのです。
このことからAIは業務効率化に非常に適していることがわかりますよね。
AIに奪われる仕事と残る仕事の違いとは
ではAIの普及によって一体どんな仕事がなくなり、どんな仕事が人間の仕事として残るのでしょうか。
それを見分けるにはAIの得意分野と苦手分野を知ることが大切です。
繰り返しになりますが、まずAIの得意分野はデータ処理のスピードと正確性、休む必要がないところにあります。
反対にAIの苦手分野は下記のとおりです。
- 創造性が必要なこと:AIは0から何かを作ることはできないため、独創的な作品を作ることは難しい。
- 感情の理解や共感:AIは感情を理解することや、表情や声のトーンをくみ取ることは難しいので、カウンセリングなど感情に寄り添ってサポートすることは苦手。
- 道徳的な判断:倫理や道徳が絡む状況では適切な判断をすることが難しい。
- 未知の問題への対応:全く新しい問題が発生したときに適切な判断をすることが難しい。
つまりAIは学習データに基づいて作業を行うため、何もない状態からものを作り出すことができず、データで判断できないような事態は苦手だということが分かります。
なくなりやすい仕事→単純な作業の繰り返しやテンプレート化された業務
残る仕事→創造性や共感力の必要な仕事、データに基づく判断ができない仕事など
新しく生まれる仕事もある
AIの普及によって新しく生まれる仕事もあります!
もし、AIが社会で仕事を働くようになった場合、私たち人間にはAIを管理したり、連携したりすることが必要になります。また、AIを開発する仕事も必要となります。
その他にも、コミュニケーションが減った社会で、人との関わりを求めている人に向けて、話し相手になるような仕事も生まれるかもしれません。
AIにより「なくなる仕事」「残る仕事」
AIによってなくなる仕事①スーパーやコンビニ店員
スーパー・コンビニのレジ係や在庫管理、発注業務はAIが代替できるといわれています。
これらの業務は単純な作業・データに基づく仕事なのでAIの得意分野です。
実際にJR高輪ゲートウェイ駅では、AIを搭載した無人コンビニの「TOUCH TO GO」がオープンし話題となりました。
また、コンビニ大手チェーンのファミリーマートは無人店舗を1,000店舗展開する計画を進めており、AIによる代替がこれからも続いていくと思われます。
AIによってなくなる仕事②一般事務職
一般事務職の仕事はほぼAIによって代替できると思われます。
一般事務職の仕事内容には、書類作成・ファイリング・データ入力・伝票処理・電話、メール対応などがあります。
データ入力や転記作業はAIが行うことで効率的に作業を進めることができ、人為的ミスの心配もありません。
電話・メール対応もチャットボットなどを使えば代替可能です。
AIによってなくなる仕事③銀行員
銀行員の仕事のうち、窓口対応や事務処理はAIによって代替可能です。
具体的な仕事内容には窓口でのお客様対応、後方での事務作業(書類の確認や入力・管理など)、ATMの利用に関する業務などがあります。
特に近年は、融資審査や送金などのサービスがインターネット上で受けられるようになり、銀行へいく機会が減ってきたように思います。
ただ、顧客や融資先へのヒアリングや提案などはAIの苦手分野になるため今後も人間の仕事として残るのではないでしょうか。
AIによってなくなる仕事④顧客対応やカスタマーサポート
コールセンターのオペレーターやカスタマーサポートの仕事内容は主に電話・メールを使った問い合わせ対応で、AIによってなくなるといわれています。
AIが自動で返信してくれるチャットボットやボイスボットを利用しているところも増えてきています。実際に利用した人もいるのではないでしょうか。
自動応答システムではAIによる自然なコミュニケーションが可能になったことで、適切な回答ができるようになりました。
今後は、基本的な対応でよいものはAIが担い、柔軟な対応が必要なものは人間が対応する、というように役割分担されていくのではないでしょうか。
AIによってなくなる仕事⑤警備員
警備員の仕事は、将来的にAIによって代替できるといわれています。
特に監視業務は技術の進化により、監視カメラやセンサーを使って人間の目よりも広い範囲を24時間一定レベルで監視することが可能になりました。
他にも、不審者を感知してコントロールセンターに知らせるシステムやルートを覚えて巡回する警備ロボットがすでに導入されています。
ただ、不審者や不審物を感知しても自ら対処できなかったり、電気系統のトラブルが起きたりといったデメリットはまだあるようです。
AIによってなくなる仕事⑥タクシー運転手
自動運転技術の進化によって将来的にタクシーは無人化すると考えられています。
ただし、介護が必要な人が乗る場合など、乗り降りをサポートできる運転手が必要なケースもあります。
AIによってなくなる仕事⑦電車の運転手
電車はあらかじめ敷かれたレールの上を走るので、自動車より自動運転が導入しやすく、AIによって代替されやすいです。
モノレールなどではすでに自動運転は導入されており、今後も無人運転の対応路線は増えていくだろうとされています。
AIによってなくなる仕事⑧工場勤務者
製造ラインでの作業や組み立て作業など工場作業は単純なものが多く、AIによってなくなりやすい仕事だといえます。
すでにAI搭載のロボットアームやセンサーを使って異物混入の発見、検品、在庫管理などを行っているケースも多いです。
24時間フル稼働で人為的ミスのないAIは工場作業にぴったりで、コスト削減と品質向上などに役立っています。
AI化が進んでも残る仕事①カウンセラー
カウンセラーの仕事内容はAIが担うことは難しく、今後も残ると思われます。
カウンセリングでは本音をくみ取る必要があるのですが、人は言葉と本音が違っていることも多く、高度なコミュニケーションスキルが必要です。
AIはまだ表情や声のトーンなどの言葉以外の情報をくみ取ることは難しいのでカウンセラーとして働くのは難しいかもしれません。
そもそも人が話を聞いてほしい、励ましてほしいと思う相手はAIではなく人である場合が多く、AIが発達したとしても代替されにくい仕事といえるでしょう。
AI化が進んでも残る仕事②営業・コンサルタント
単純な御用聞きとしての仕事はAIによって代替できますが、高度なコミュニケーションスキルや提案力が必要な部分はAIによる代替は難しいと思われます。
単純な御用聞きとしての営業はチャットボットなどに代替が始まっているようです。
しかし、営業・コンサルタントの仕事内容はそれだけではなく
お客様と信頼関係を構築し、相談にのる
会話の声のトーンや表情からニーズをくみ取って提案したり、フォローする
といったことが大事です。
これらはコミュニケーションスキルや柔軟性が必要で、AIが行うことは難しいでしょう。
AI化が進んでも残る仕事③介護職
介護業界では一部AIが活用され始めてはいますが、全てをAIが行うことは難しいです。
介護業界では人手不足が問題になっており、介護施設での入居者の観察やデータ管理など、AIの導入はすでに始まっています。
ただ、メンタルケアの面で人との関わりは大切であるため、すべてをAIが担うことは考えにくく、AIや介護ロボットを活用しながらも残っていく仕事だと思われます。
AI化が進んでも残る仕事④教員
教員の仕事では高度なコミュニケーションスキルや柔軟な対応、経験や洞察力が求められ、生徒の感情に寄り添うことも大切です。これらはAIの苦手分野であり、今後も残る仕事だと思われます。
教員は単に学習を教えるだけではなく、生徒に人や社会との関わり方を教えたり、個性や状況に合わせて適切なアドバイスを行ったりします。
このような高度なコミュニケーションや、生徒の個性に合わせた判断をAIが行うのは難しいです。
このことからAIが代替することは難しい仕事だといえます。
AI化が進んでも残る仕事⑤アーティストやデザイナー
AIは0から何かをつくることが難しいのでアーティストやデザイナーなどの独創性が求められる分野では能力を発揮しにくいと思われます。
AIがアイディアを考えるときに助けになることはあり得ますが、クリエイティブな作業自体はAIに奪われることはないと考えられます。
AIにより「新しく生まれる仕事」
AIによって新しく生まれる仕事①データ探偵
データ探偵とはAIによる分析・統計結果から新しいアイディアを生み出したり、コンサルティングをしたりする仕事です。
AIがデータを分析して人間がその結果を基に創意工夫するといった、AIと人間のスキルが融合した新しい職業です。
AIによって新しく生まれる仕事②AIプロンプトエンジニア
プロンプトはAIに対する指示文のことです。入力するプロンプトによって、AIの回答は、内容やクオリティが大きく異なります。
AIプロンプトエンジニアはAIに対してプロンプトを作成し、その回答を精査・改善することで、より質の高い回答へと導く仕事です。
AIによって新しく生まれる仕事③サイバー都市アナリスト
サイバー都市というのは、予測される未来の都市の姿です。
サイバー都市では、街中に大量にセンサーが設置されおり、膨大な量のデータを集めています。
そのデータを利用して電力供給やごみ収集などのインフラサービスがスムーズに提供されます。
サイバー都市アナリストとは、収集したデータのセキュリティを管理したり、設置されたセンサーが故障した際に修理を行ったりする仕事です。
AIによって新しく生まれる仕事④散歩・会話の相手
AIの普及が進むと、人とのコミュニケーションの機会が減っていきます。
一緒に散歩したり話し相手になったりすることでコミュニケーションを補うことを目的とした仕事が生まれるでしょう。
この仕事はAIの普及に関わらず、高齢化が進み一人暮らしのお年寄りが増えることによっても求められる仕事だと考えられます。
まとめ
- AIの普及により仕事の未来は変わる!AIに代替されてなくなる仕事もあればAIが働くことによって新しく生まれる仕事もある
- 単純な作業の繰り返しやテンプレート化された仕事はAIに奪われる可能性が高い
- 反対に、創造性や共感力の必要な仕事、データに基づく判断ができない仕事などは人間の仕事として今後も残ると考えられる
- AIを管理したり活用したりする仕事が新しく生まれる
- AI時代を生き抜くためには、コミュニケーションスキルや、創造性、柔軟性、AIに関する知識を身に着けることが大事
AIの普及により仕事はどうなっていくのか、AI時代を生き抜くためにどう備えたらいいのかが分かりましたね!
これからの社会は世の中の流れをよく読み、人の役目を柔軟に変えていくことが大切です。
AIの技術は私たちの生活を便利で豊かなものにしてくれる素晴らしいものです。AIに興味がなかったという人も、これを機にAIを使ってみてはいかがでしょうか。