曇りで日傘を使うのは正午を挟む数時間がポイント
日傘については分かったけど、実際日傘を一番使うべきタイミングはご存じですか?
それは正午を挟む数時間に一番使うべきなんです。
1日の紫外線は、10時から14時くらまでが1日の紫外線量の70%を占めるほど、一番強くなります。
そのため、正午を挟む10時から14時の時間帯に日傘を使うことで、効果的に日焼けを防ぐことができるんです。
また、紫外線には種類があるため、自分に必要な対策も変わってきます。
次の項目で解説するので、紫外線対策をばっちりしましょう!
紫外線の強さを表すUV指数
UV指数とは、世界共通の紫外線の強さを分かりやすく数字にしたものです。
1から11+までの数字を次のような5段階に分けて表しています。
【1~2…弱い】
安心して外で過ごせます。
【3~5…中程度】
日中はできるだけ日陰で過ごしましょう。日焼け止めや帽子をかぶり、紫外線を防ぎましょう。
【6~7…強い】
中程度の時と同じように、日中は日陰で過ごしましょう。日焼け止めや帽子をかぶり、紫外線を防ぎましょう。
【8~10…非常に強い】
日中の外出は極力避けましょう。必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子を使いましょう。
【11+…極端に強い】
非常に強い時と同じように、日中の外出は極力避けましょう。必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子を使いましょう。
これらの紫外線指数は、天気予報サイトや、気象庁のHPなどで確認することができます。
お出かけの時には確認を忘れないようにしてくださいね。
また、地域にもよりますが、年間を通して2月から11月にかけて紫外線が強くなります。
特に7月8月は非常に紫外線が強い時期になので、紫外線対策をしっかりしましょう。
紫外線には3つの種類がある
紫外線には次の3つの種類があり、それぞれに特徴があるんです。
- UV-C
- UV-B
- UV-A
特に厄介なのは3つの中でもUV-Aです。
【UV-C】
UV-Cはあまり聞いたことがない方が多いかもしれません。
UV-Cは紫外線の中でも大気中の大気層によって吸収されてしまうため、ほとんど地表には届かないんです。
ですが殺菌能力が高いため、ウイルスや細菌を退治する紫外線として研究がされています。
【UV-B】
UV-BはUV-Cと同じように、その大半が大気層に吸収されて、地表に届くのは10%程度です。
しかし、このUV-Bは非常に有害で、日焼けの炎症や色素の沈着を引き起こす原因になります。
また、皮膚がんやメラニン色素を作ることでシミの原因になってしまう紫外線なんです。
【UV-A】
UV-AはUV-Bに比べ長時間浴びても急激な変化は見られません。
しかし、このUV-Aは皮膚の奥深くまで浸透し肌にダメージを与え、シワの原因になりやすいんです。
UV-Aは雲や水蒸気といった影響を受けにくい性質があり、UV-Bと比べて何倍も降り注いでいます。
しかも長期間浴びてもすぐに影響が出ないことから、自覚しにくく厄介な紫外線なんです。
そのため紫外線対策は、UV-Bだけではなく、UV-Aもしっかり対策をするようにしましょう。
紫外線を防ぐうえでの注意点
肌に有害な紫外線は極力防ぎたいですよね。
実は、紫外線を防ぐことでビタミンDが不足してしまうんです。
厚生労働省の調査によると、日本人は特にビタミンDが不足しがちです。
1日15µg必要なところ、5.5µg程度しか摂取できておらず、10.0µg程度足りていないことが分かっています。
このビタミンDが不足した場合には、骨粗しょう症や肝臓がん、前立せんがんなどのリスクがあります。
さらに、紫外線を浴びる人が少なくなった人が増えたことや、母乳育児をする人の場合には、新生児にビタミンD欠乏症の症状が増えることが分かっているのです。
国立環境研究所の調べでは、時期や時間、肌の強さにもよりますが、顔と両手の甲を10分から30分程度を目安に浴びることで、だいたい不足するビタミンDを補えるそうです。
これは浴びる範囲を広げることで、時間を短縮することができます。
また、ビタミンDは食事でも摂取できるので、ビタミンDが豊富に含まれる魚類やキノコ類を食べましょう。
そのほかにサプリメントという方法もありますよ。