鍋のシメは雑炊や麺以外にもいろいろな方法があるんですよ!
「鍋のシメは絶対に雑炊派!」「私は麺派!」などこだわりがあるかもしれませんが、鍋のシメをどんな時でも絶対にこれ!と決めてしまうのはもったいないですよ。
なぜなら食べる鍋ごとにシメを変えると、より一層鍋を楽しむことができるからです。
この記事では、鍋の種類ごとに合うシメやちょっと変わったアレンジをご紹介します。
ご飯でシメるときも選択肢は雑炊だけではなく、チーズリゾットにする方法があります。
また麺と言ってもうどんやラーメン以外にパスタ、そうめんを入れる方法がありますよ。
鍋の種類に応じて定番のシメを変えてみたり、変わり種のシメも試してみたりして、もっと鍋料理を楽しんでくださいね♪
鍋のシメで雑炊か麺かは鍋の種類で決めるのがベスト♪
鍋のシメは、雑炊派ですか?それとも麺派ですか?
味の素株式会社が公式インスタグラムで調査した結果、鍋のシメについて、雑炊VS麺は37:63で麺派が多いという結果が出たそうです。
でも冒頭で述べた通り、食べる鍋の種類によってシメを変えると一層おいしく食べられるんですよ。
ここでは、鍋料理について深掘りしていきましょう。
3種類にわけられる鍋料理
鍋料理は大きくわけて3種類にわけられますよ。
- 湯または昆布出汁で煮て、ポン酢醤油やたれで食べるもの
- 濃い味の少ない汁で煮て、具だけを食べるもの
- 味付けした出汁で煮て、汁と一緒に食べるもの
①は湯豆腐やちり鍋、水炊きなどが分類されます。
出汁の味が薄味のものは、塩や醤油を足して雑炊にするのがオススメです!
②は代表的なもので言えば、すき焼きが分類されます。
汁に味がしっかりとついているので、そのままうどんやラーメンなどの麺を入れると相性がいいですよ。
鍋のシメに迷うのは③。これには寄せ鍋が分類されますが、今や無限に種類があると言っても過言ではない寄せ鍋。
寄せ鍋の中でも雑炊が合う鍋、麺が合う鍋を知っておくと、最後までおいしく鍋料理が食べられますよ。
寄せ鍋で雑炊が合うのは?
出汁が薄味の鍋や、汁の色が透き通っているような鍋は、雑炊との相性がピッタリです。
例えば、豚バラと白菜の重ね鍋や鶏だし鍋ですね。
野菜やお肉から出る出汁が、雑炊をさらに優しい味わいにしてくれます。
味の調整は控えめにして、野菜やお肉本来の味で雑炊を楽しんでくださいね♪
寄せ鍋でうどんが合うのは?
寄せ鍋の中で、最もうどんと相性がいいのは豚みぞれ鍋です。
みぞれ鍋とは、おろし大根を煮て作る鍋のこと。大根がアクセントとなり、味に深みが増しますよ。
大根が薬味となるので、うどんがよりおいしくなるんです♪
残った汁にめんつゆを少し入れると、味が整いやすくなりますよ。
レンジ加熱したうどんの場合はすぐに食べられますが、冷凍うどんを使用する場合は沸騰後約1分煮てくださいね。
寄せ鍋でラーメンが合うのは?
ラーメンに合うのは濃い味の鍋!王道はキムチ鍋ですね。もちろん、モツ鍋も相性抜群です。
また、鶏白湯やゆず塩などラーメン屋のメニューになる出汁の場合も、もちろんラーメンが合いますよ!
塩コショウで味を整えたり、ごま油やラー油などでアクセントをつけてみたり。
ラーメンは楽しみ方が幅広いですよ♪
鍋のシメは雑炊よりチーズリゾットにすると満足感UP
濃い味の鍋のシメは、ラーメンもいいですが、リゾットもおいしいですよ!
私は、トマト鍋をするときにトマトチーズリゾットで鍋のシメを作ることが多いです。
トマト鍋以外にもリゾットと相性がいいのは、キムチ鍋、カレー鍋、豆乳鍋など。
また、「鍋の具材を食べ切ったけれどまだまだお腹が満たされないな。」と感じるときに、雑炊ではなくチーズを入れたリゾットにすると満足感が得られますよ。
ここでは、シメにリゾットやパスタを作るときのコツご紹介します♪
リゾットの作り方
雑炊は卵を入れますが、リゾットはチーズを入れて作ります。
と言っても、鍋の余った汁と具材の中に炊いたご飯を入れてチーズを加えるだけ!簡単ですよね♪
塩コショウやブラックペッパー、バジルなどを使って味を調整するとおいしくなりますよ!
ポイントは、ご飯をザルに開けて水洗いをすること!
この一手間を加えると、鍋にご飯が焦げ付きにくくなり、鍋のシメが一層おいしくなりますよ♪
リゾットが合う鍋はパスタも合う!
リゾットが合う、味が濃い目の鍋のシメにはパスタもいいですよ!
ただ、汁にとろみがついていると、パスタが戻りにくいのでは?という心配がありますよね。
それを解決するのが水戻しパスタです。半分に折った乾麺のパスタを水に1時間〜1時間30分ほど浸けておくだけ。
水戻しパスタなら、2分程度で煮えますよ!
鍋の具材を準備するときに一緒にパスタも準備しておくといいですね♪
王道の雑炊やうどん、ラーメンだけでなく、リゾットやパスタにも挑戦してみたくなってきました!!
次の項目では、リゾットやパスタ以外の変わり種をご紹介しますね。
鍋のシメで雑炊のアレンジに飽きたら変わり種に挑戦♪
鍋のシメで雑炊や麺のアレンジに飽きたら、変わり種にも挑戦してみましょう。
ここでは、そうめん、餃子、チヂミの3種類をご紹介します。
どれも簡単でおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。
変わり種アレンジ①そうめん
鍋のシメに使う麺と言えば、うどんやラーメンが一般的ですよね。
でも実はうどんよりも味が染み込みやすく、最後まで鍋を楽しめるのはそうめんなんです!
うどんもそうめんも小麦粉でできており、麺の太さだけでその呼び方が変わっています。
つまり、うどんが鍋のシメにぴったりなら、そうめんも間違いなく合うはずです。
そうめんはうどんより細いため、鍋の汁のうまみが麺の中にたっぷり吸収されます。
そのため、鍋のうまみ成分がギュギュッとつまった麺を楽しむことができますよ。
鍋の汁には、野菜の甘味やお肉や魚のうまみ成分が溶け出しているので、おいしくて栄養も豊富。
そうめんでシメることで最後の1滴まで余すことなく、鍋を楽しめますよ。
変わり種アレンジ②餃子
鍋のシメはやはり炭水化物!炭水化物といえば、雑炊や麺を思い浮かべますが、冷蔵庫で眠りがちな余った餃子の皮を入れるのもオススメですよ!
餃子を作るとき、皮が余ってしまうことよくありませんか?
餃子の皮を鍋の中に放り込んで40秒ほど煮るだけで、鍋のシメが完成するんですよ!さらに冷蔵庫もきれいになっちゃいます。
スーパーに売っているうどんは、一度茹でたものが多く水分が含まれていますが、餃子の皮は茹でられていないので、鍋に入れた瞬間に多くのスープを吸ってくれます。
皮だけ食べてももちろんよいですが、余った具材を皮で包んで食べてもおいしいですよ!
冷蔵庫にひき肉の余りがある場合はそれも入れれば、なんちゃって餃子の完成です。
変わり種アレンジ③チヂミ
キムチ鍋をした際にオススメなのが、キムチチヂミでシメる方法!
ある程度汁気が少なくなった鍋をしっかりと冷ましたあとに小麦粉を投入し、粘り気が出るまでよく混ぜます。
平らにならしてごま油を鍋肌から流し込み、ニラとチーズを散らして5分焼きます。
生地全体が鍋底ですべるようになったら、ひっくり返して裏側も5分焼いてください。
あっという間にキムチチヂミの完成です。
鍋の残りを使えばこんなに簡単にチヂミが完成するんです。
雑炊や麺の場合、残しておくことはできませんが、チヂミの場合食べきれなかったら次の日の朝食やお弁当のおかずにもできますね。
簡単に作れて、次の日も楽になるチヂミ!ぜひ挑戦してみてください♪
まとめ
- 鍋のシメは雑炊派や麺派といった意見があるが、こだわりは持ちすぎない方が鍋をより楽しめる
- 鍋のシメは、鍋の種類によって変えることで最後までおいしく食べられる
- 薄味の鍋は雑炊が、濃い味の鍋は麺が合う
- 濃い味の鍋のときは、チーズを入れてリゾットにするのもあり
- 鍋のシメの変わり種には、パスタ、そうめん、餃子、チヂミなどがある
雑炊か麺かは鍋の種類によって決めるといいことがわかりましたね。
また、家にある食材を使って変わり種に挑戦できることもご理解いただけたと思います。
ぜひこの記事を参考にしていただき、鍋料理を最後の一口まで楽しんでくださいね。