乳児の夜泣きに悩むママ・パパ必見!赤ちゃんが泣き止まない原因と乗り切るための対策方法をご紹介します!
赤ちゃんの夜泣きが始まると、夜中に何度も起こされてママ・パパは本当につらいですよね。
「このつらい生活はいつまで続くんだろう」「このままだと眠れない…」と不安になってしまうことも。
夜泣きの原因や対策方法を知らないままでは、赤ちゃんにとっても、ママ・パパにとってもつらい夜が続いてしまいます。
この記事では、ママ・パパが安心して眠れるように夜泣きの主な原因と対策をまとめました。
おすすめグッズや寝かしつけの方法もご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
乳児の夜泣きは原因が多く対策が難しい
そもそも夜泣きとは、赤ちゃんが突然夜中に起きて泣き続けるもので、原因が分からない状態のことをいいます。
夜泣きは赤ちゃんの成長過程といわれていますが、実はどういうメカニズムで起こっているのかまだはっきりとわかっていません。
夜泣きの原因でよくあるのは、①不快なことがある、②生活リズムが安定していない、③昼間の刺激が強すぎた、④体調が悪い、⑤歯ぐずりなどです。
それぞれ詳しく解説します。
①不快なことがある
周りの環境に不快なことがあるとそれが夜泣きの原因となります。
例えば、「オムツが汚れている」、「寒い・暑い」、「お腹が空いた」、「布団の肌触りが気に入らない」、などが挙げられます。
②生活リズムが安定していない
乳児(=1歳ごろまでの赤ちゃん)は、昼間に活動して夜に寝るという生活リズムがまだ整っていません。
そのため、夜中に眠れなかったり目が覚めてしまったりして夜泣きに繋がります。
特に、低月齢の赤ちゃんは、続けて眠れる時間が短く、浅い眠りが長いために、少しの刺激で起きてしまうことも。
昼夜の区別は成長とともにどんどんつくので、今はまだ辛抱です。
ママ・パパは赤ちゃんの生活リズムが整いやすいように、次のことを意識しましょう。
③昼間の刺激が強すぎた
赤ちゃんも大人と同じように、寝ている間に、頭の中でその日の体験を記憶として整理しています。
初めての経験によって刺激を受けたり、怖い思いをしたりすると、寝ている間の情報整理が追い付かず、目覚めてしまいます。
④体調が悪い
鼻が詰まっている、体が痛い、など体調不良を訴えている場合もあります。
赤ちゃんは生まれたときにママから免疫をもらっていますが、だんだんとその効果は薄れていきます。
生後半年~1歳半の時期は人生で最も免疫が低い時期ともいわれています。
いつもと様子が変わらないか、注意してみてあげましょう。
起こりやすい体調不良の例として、風邪による発熱、中耳炎、湿疹、オムツかぶれなどがあります。
⑤歯ぐずり
生後半年~9か月頃に歯が生え始める赤ちゃんが多く、その時の痛みやムズムズ感で泣いている可能性があります。
この場合は夜泣き以外に「最近よだれが増えた」、「おもちゃや手をよく噛む」などの行動があれば歯ぐずりを疑いましょう。
乳児の夜泣きの原因として考えられる内容をご紹介しました。
考えられる原因が多いうえに、理由なく泣いている子もいるので、夜泣き対策は難しいこともあります。
体調が悪そうに見えるなど、いつもと違う様子が見られなければ、過度に不安にならなくて大丈夫ですよ。成長の証だと思って落ち着いて対応してあげましょう。
乳児の夜泣き対策!すぐに実践できる方法まとめ!
乳児の夜泣き対策としてすぐに実践できる方法をまとめました。
①授乳・ミルク
赤ちゃんはお腹が空いて泣いているのかもしれません。
その場合は授乳・ミルクでお腹を満たしてあげましょう。
特に授乳には、ママとのスキンシップによって赤ちゃんを安心させる効果があります。
個人差はありますが、落ち着かせるには最も効果的な方法でしょう。
ただし、授乳で寝かしつけるクセはつけない方がいいです。授乳以外の方法で寝られなくなったり、夜中に起きやすくなってしまいます。
泣き止まない赤ちゃんを授乳・ミルクで落ち着かせて、いつもどおりの方法で寝かしつけてあげましょう。
②抱っこやトントンする
ママ・パパのぬくもりや匂いで安心させてあげましょう。
昼間の刺激が強すぎて起きてしまった時や、ただ甘えたい時におすすめです。
赤ちゃんによってお気に入りの抱っこの仕方、トントンの強さや速さがあるので、反応を見ながらいろいろ試してくださいね。
③オムツ替えをする
オムツが汚れていることが不快で泣いている可能性もあります。
清潔なオムツに替えてあげることでさっぱりと気持ちよくなり落ち着くこともあります。
ただし、オムツ替えは赤ちゃんの眠りを中断し、完全に起こしてしまう可能性が高いので、必要なとき以外は行わないでいいです。
頻繁にオムツ替えをしないでいいように吸水力の高い夜用オムツがおすすめです!
④気温や湿度を調整する
赤ちゃんが長く寝るために、快適な環境を整えることはすごく大切です。
寝る時の気温の目安は次のとおり。
夏は25~27℃、冬は20~23℃
湿度は50~60%
また、生後4か月以降の乳児は暑がりなので、服装の目安は大人より1枚少なめです。
赤ちゃんは体温調節がまだ下手なので、ママ・パパが寝やすい環境をしっかり作ってあげましょう。
⑤生活リズムを整える
赤ちゃんは昼間に活動して夜に寝るという生活リズムがまだ整っていません。
ママ・パパは赤ちゃんの生活リズムが整うように、
これを心がけてください!
⑥一度しっかり目を覚まさせる
いろいろと試したけど泣き止まない…という時は思い切って一度しっかり目を覚まさせるという方法もおすすめです。
部屋を明るくして一緒に遊んだり、抱っこしたりして落ち着かせましょう。
外の空気に触れさせるのも効果的です。
赤ちゃんが落ち着いたら、部屋を暗くしてもう一度寝かしつけてみてください。
先輩ママ・パパの中には車でドライブに連れ出すと寝てくれるという声もあったよ!
⑦子守歌やホワイトノイズを聴かせる
子守歌やホワイトノイズは赤ちゃんが安心できる音なので安心して眠りやすくなります。
テレビの砂嵐や換気扇の音のような「ザー」「ゴー」というノイズの一種。ママのお腹で聞いていた胎内音と似ているので赤ちゃんが落ち着きやすい。
また、ホワイトノイズを流しておくことで周りの生活音が気にならなくなり、起きにくくなる効果もあります。
「木を隠すなら森の中」ということだね!
ただし、長時間大きい音で聴き続けると、耳鳴りや難聴になるリスクがあるともいわれています。
赤ちゃんの頭から2m以上離す、寝付く時の2時間程度だけ流すなど、時間と音量に配慮しましょう。
⑧入眠ルーティンを作る
入眠ルーティンとは、毎日、寝る前に同じ行動を同じ流れで繰り返すこと。ねんねルーティン、入眠儀式ともいわれます。
入眠ルーティンには赤ちゃんを安心させ、寝つきをよくする効果があり、夜泣き対策でいちばんおすすめしたい方法です。
入眠ルーティンがあれば、夜中の覚醒が減るだけでなく、寝かしつけも楽になります。
赤ちゃんによっては、抱っこや添い寝をしなくても一人で寝られるようになる子もいます!
入眠ルーティンの詳しい内容については次の章で解説します。
乳児の夜泣きに効果的な入眠ルーティンを作る方法
入眠ルーティンを決めたら、毎日、寝る前に同じ行動を同じ流れで繰り返してください。
毎日一貫して入眠ルーテインを続けることで、赤ちゃんは次に何が起こるのか予測できるようになり、次第に「もう寝る時間なんだな」と理解できるようになります。
どのようなルーティンにしたらいいのか、コツをご紹介します。
- 寝かしつけるときは部屋を薄暗く
- お風呂上がりの体温が下がってきたタイミングで寝かしつける(目安はお風呂の約1時間後)
- 絵本を読む(愛情を伝えるコミュニケーションであることを意識して、毎日同じ絵本だと安心)
- 授乳で寝かしつけるのはNG。授乳をルーティンの最後にしない
例えばおすすめ入眠ルーティンは次のとおりです。
お風呂 → 水分補給or授乳・ミルク → 歯磨き → 絵本を読む
→ 「おやすみ、大好きだよ」とハグ → 電気を消す
その他にも寝る前にふれあい遊びをしたり、ベビーマッサージをしてあげるのも効果的です。
まだ入眠ルーティンがないというママ・パパも今日からでもぜひ実践してみてください!
赤ちゃんにとって「毎日同じ」は安心できて心地よい!
乳児の夜泣き対策に効果的なおすすめグッズ5選
①ホワイトノイズマシン
ホワイトノイズを聴かせるにはホワイトノイズマシンかスマホのアプリを使う方法がありますが、私は断然ホワイトノイズマシンをおすすめします!
アプリの場合は赤ちゃんが寝た後にスマホを使えないのが非常に不便でした。
ホワイトノイズマシンを購入するなら次の基準で選ぶと安心です。
- 音量調節機能付き
- 数種類の音から選択できるもの。赤ちゃんもママ・パパも好きな音を選べるといいですね。
- 設置場所に応じてコンセントか充電式かを選びましょう。赤ちゃんの頭から2m以上離れたところがおすすめです。
- タイマー機能付き
私はスマホから音楽も流せるスピーカー機能が付いているものを使っています!夜はホワイトノイズ、昼間は童謡を流して大活躍です!
②おやすみホームシアター
寝かしつけに特化した赤ちゃん用のホームシアターがおすすめ。
優しい光でプラネタリウムのように天井に映像を映し出したり、安らげる音楽や読み聞かせを流すことができます。
横になってホームシアターを眺めているうちに寝てしまうという声も。
大人も楽しめて長く使えるので買って損はない商品ですよ!
③ベッドメリー
個人差はありますが、ベッドメリーは赤ちゃんの気を引き、リラックスさせるのに効果があるといわれています。
ベッドメリーで落ち着いてくれたらママ・パパはとても助かりますよね。
- おもちゃは洗濯OKか
- 使用するベッドにしっかり取り付けられて安全なもの
- カラフルなもの(原色は赤ちゃんが興味を示しやすい)
赤ちゃんの反応を見ながらぜひ試してください。
④おしゃぶり
いろいろ試したけど泣き止まない時はおしゃぶりを使うのも一つの方法です。
おしゃぶりは効果絶大ですが、注意点もあります。
おしゃぶりはデメリットに注意しながら上手に活用すれば寝かしつけにとても役立つものなので、困ったら試してくださいね。
⑤ベビーモニター
ママ・パパのストレスを軽くするために役立つのがベビーモニターです。
赤ちゃんを寝かしつけたあともモニターで様子をチェックできるので、別室でも安心して過ごせます。
夜泣きの赤ちゃんは寝ぼけながら泣いていることもあり、ママ・パパが様子を見に部屋に入ると音や光で余計に起きてしまうこともあります。
赤ちゃんが自力で落ち着けそう、という時はベビーモニターで少し様子を見ることができます。
夜泣き以外でもベビーモニターはとても使えるので一台持っておいて損はないですよ!
【おまけ:1歳を過ぎたら】ねんねのお友だち(ラビ―)
1歳を過ぎたら、赤ちゃんと一緒に寝る「ねんねのお友だち(ラビ―)」を用意してあげましょう。
1人でいるのが不安に感じ始める時期なので、いつも一緒に寝てくれるものがあると安心できます。
タオルやぬいぐるみなどなんでもいいのですが選ぶポイントとしては次のものがあります。
- 赤ちゃんが抱きしめやすい大きさ
- フワフワの優しい肌触り
- 洗濯できるもの
特に洗濯できるかどうかは大事なポイント!
調べたところ洗い替え用に同じものを2つ買っているママさんもいました。
乳児の夜泣きに悩むママ・パパへ!ストレスを減らすために
乳児の夜泣きは一時的なものと分かっていても、ママ・パパはつらいですよね。
赤ちゃんが長時間激しく泣いていたら「どうにかしなきゃ」と焦ってしまうこともあるかと思います。
抱っこや授乳、オムツ替えをしても泣き止まないときは、「泣きたいときは好きなだけ泣いていいよ」くらいの気持ちで優しく見守ってあげましょう。
夜泣きは成長過程のひとつなので、乗り切るためには諦めて見守る姿勢も大事です。
そうはいっても、ずっと夜泣き対応していたらママ・パパが体力的に疲れてしまうので、次のことは心がけておきましょう。
特に、精神的にまいって体調に変化を感じる時は、遠慮せずお医者さんや地域の助産師・保健師、子育て支援センターなどに頼るようにしてください!
体力的にも精神的にも大変だと思いますが夜泣きには必ず終わりがきます。
いつかは笑って話せる思い出になるので、信じて乗り越えましょう!
まとめ
- 乳児の夜泣きは考えられる原因が多く、いろいろと対策をしても泣き止まないときがある
- 泣き止まないからといって体調が悪そう、など普段と違う様子が見られなければ過度に心配しなくても大丈夫
- 乳児の夜泣きの原因の一つに生活リズムが整っていないことが考えられる。普段から早寝早起きや、時間帯に応じた明るさで過ごすことが大事
- 乳児の夜泣き対策として入眠ルーティンを作るのは効果的
- 夜泣き対策にはホワイトノイズマシンやおやすみホームシアターなどグッズを活用するのもおすすめ
- 乳児の夜泣きは成長過程のひとつ。何をやっても泣き止まないときは、優しく見守るくらいの気持ちで
- ママ・パパはどちらかに負担がかからないように協力して夜泣き対応し、つらい時は遠慮せず周りの人や専門家に相談する
乳児の夜泣きの原因と対策、乗り切る方法についてご紹介しました。
夜泣き対応は体力的にも精神的にもつらいかもしれませんが、長い目でみれば一瞬のことで、かわいい赤ちゃんと過ごす貴重な時間です。
いつかは「こんなこともあったね」と笑えるようになりますよ!