夜の爪切りは親の死に目に会えない!?忙しい生活を見直そう♪
夜の爪切りが禁止されていた理由がわかったところで、こんな迷信があるのもご存知ですか?
「夜に爪切りをすると親の死に目に会えない」というものです。
この一言は、親御さんと中々会うことができない方や親御さんが持病をお持ちの方にとっては、とても気にかかる言葉ですよね。
ここでは、「夜に爪切りをすると親の死に目に会えない」という迷信の目的について深掘りしていきます。
親の死に目に会えない状況って?
そもそも、子が親の死に目に会えないというのはどういう状況でしょうか?
それは、「忙し過ぎて休みをきちんととることができない」や「動けないほど体調を崩してしまっている」といった状況です。
忙し過ぎたり体調を崩したりしていると、親御さんに何かあってもすぐに駆けつけることができませんよね。
親の死に目に会えないと言われている行為は他にもある!
実は、夜に爪を切る以外にも「親の死に目に会えない」と言われる迷信は、次のようにいくつかあるんです。
- 夜に耳掃除をする
- 夜に髪を洗う
- 夜に髪を結ぶ
- 夜に髪を洗う
- 雨天時に髪を洗う
- 足袋を履いて寝る
- 頭に生きた花を飾る
これらの行為に共通していることは「忙しくしていること」だと思いませんか?
つまり「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という迷信は、「夜もあわただしく生活していると、親の死に目に会えない」という意味だととらえることができますね。
私も自分の生活を振り返ってみると、ゆっくり息をつく暇もなく1日が過ぎていることが多いように感じます。
同じように、あわただしい生活が当たり前になってしまっている方もきっと多いのではないでしょうか。
しなければいけないことに追われると、本当に大切なことが後回しになり、自分の健康をないがしろにしがちです。
しかし、それによってお父さんやお母さんに悲しい抱かせてしまうのならば、少しは自分の体を大切にしようと思えますよね。
夜爪を切ると「親の死に目に会えない」だけじゃない!?
実は、夜爪を切ることを禁じる迷信には「親の死に目に会えない」だけではなく他にもあると言われています。
たとえば、以下のような例があります。
- 夜爪を切ると、泥棒がくる
- 夜爪を切ると、火事になる
- 夜爪を切ると、キツネが出る
- 夜爪を切ると、気が狂う
これらの例からもわかる通り、夜に爪切りをすると恐ろしいことが起こると言い伝えられていたのだとわかりますね。
言い伝えの真相は分かりかねますが、「親の死に目に会えない」では伝わらない子どものために、親がひねり出した苦肉の策なのかもしれません。
何はともあれ、「夜に爪切りをしないほうが良い」という言い伝えは、子が辛い思いをする出来事を減らそうと願った親の愛だと私は思います。
まとめ
- 夜に爪を切るのを禁止するのは、あなたの身体を大切にしてほしいから
- 爪を切ってはいけない具体的な時刻はないが、あわてて夜に爪を切らなければならない状況を改善するべきである
- 以前に夜の爪切りが禁止されていた根拠には、ケガをしやすかったことと夜の爪切りが不道徳とされていたことにある
- 親の死に目に会えないと言われている行為は、夜の爪切り以外にも多くある
いかがでしたか?夜爪を切ることに対する不安は解消されましたね。
昔の人々が「夜に爪を切ることを、なぜ禁止しようとしたのか?」という背景を知れば、この迷信に秘められた温かい想いに触れることができます。
この記事を読んでくださったことをきっかけにご自身の生活を見直すことで、日々の暮らしがゆとりあるものになるよう心から祈っています。